かねてより担保不動産の現地調査でお取引のあるお客さまから、住宅ローンの審査業務の一部をアウトソーシングできないかと当社にご相談があった。住宅ローン申込者から提出された資料について、担保不動産の接道状況や再建築可否等の確認作業を行っており、場合によっては役所の建築指導課等に直接聴取して裏付けをとっているとのことだが、特に今回は、住宅ローンのキャンペーン実施によって申込数が一気に増えてキャパシティー・オーバーとなっていた。

ところが、社内で知識とノウハウのある要員を確保することは難しく、人材派遣会社経由で手配したところで不動産知識について一から教育している時間はないと苦慮しておられた。

当社では、調査スタッフが現地調査後に仕上げた調査報告書を精査する照査部門を設置し、金融機関の目線で担保適格性を見極めることのできる熟練スタッフを多数擁している。当社も繁忙期を迎え、人員のやり繰りには苦労したが、照査部門のメンバーを送り込み、先方ご担当の方々と共にピークを乗り越えることができた。